最近、NAB6を常時起動してNAS替わりに使用していますが、NAB6の消費電力が気になったのと、PC周りが以前に比べ熱いような気がしたので、NAB6の消費電力を調べてみました。
最初に結論を書いてしまうと、使用場面別での平均消費電力は下記のとおりとなりました。そのため、極端な高負荷を開けない限り、市販のNASと同程度の消費電力になっているのではないかと予測します。
- 動画視聴程度の用途であれば平均 30 W以下
- 高負荷状態でも平均 80 W程度に収まる
- ただし、通常時に比べ待機電力が2 W近くと大きい
消費電力の計測方法について
消費電力の計測には、ELPA (朝日電器株式会社)製 エコキーパー EC-05EBを使用し測定を行いました。
測定は、待機電力, アイドル状態, Youtube視聴中、それぞれ5分間測定を行い、その平均値をまとめました。また、高負荷時の消費電力については、FFXVベンチマーク中の消費電力の平均値を比較しました。
場面別の消費電力
各場面別での消費電力は、下図の通りで基本的にはYoutubeの視聴程度であれば、30 Wを下回る消費電力に収まる結果となりました。また、高負荷状態となるベンチマーク中では平均80 Wまで上昇しました。
また、NAB6の待機電力は2 Wもありました。これは、ACアダプター単独でも同様の結果であったことから、ACアダプターの待機電力が2 Wであると考えられます。
同条件で測定しAnker Power Port の待機電力は0 Wであったことからも、NAB6に同梱しているAアダプターの待機電力は非常に大きいと言えます。実際、待機状態のACアダプターは熱を帯びていました。
まとめ
今回、いくつかの場面を想定し消費電力を測定しました。その結果、使用条件にもよりますが、私の使用条件では、平均30 W以下で使用できていると考えられます。市販のNASの消費電力と比較しても同程度なので、NAB6の性能を考慮すると、NASとしては比較的電力効率は高いのではないかと考えます。
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