キハ85系乗り納めと熊野大社を巡る旅②

2023年 6月末でキハ85系による特急 「南紀」の運行が終了し、キハ85系はJR東海での定期運行から引退します。そこで、5月26日に名古屋から紀伊勝浦までキハ85系の乗り納めと熊野大社へ参拝をしてきたので紹介したいと思います。

今回は、紀伊勝浦駅から熊野大社参拝までを紹介します。

名古屋駅から紀伊勝浦駅までの特急 南紀乗車した記録は前回紹介していますので、興味があれば読んで見てください。

紀伊勝浦駅から熊野大社へのアクセス

熊野那智大社へ公共交通機関でアクセスする場合、最寄りの特急停車駅となるのがJR 紀伊勝浦駅です。紀伊勝浦駅から熊野大社へは熊野御坊南海バスが運行するバスが利用できます。

那智山行バスは

那智山行バスは、JR紀伊勝浦駅東側(改札側)から出発します。旅行した日には、駅から出た時点ですでにバスが停車していたので、探すのは難しくないと思います。
また、特急 南紀1号を利用した場合、12:25発 那智山行が最初のバスなので昼食を食べる時間はありませんが十分に乗り換え時間はありました。

今回、さぼてんは紀伊勝浦駅で乗車し、那智の滝前まで乗車しています。乗車時間は25 分程度でした。

那智山へは往復乗車券がお得

紀伊勝浦駅から熊野那智大社へバスで行く場合、『那智山 往復割引乗車券』を利用するのがお得です。詳細は、以下の通りです

価格1,100 円
乗車区間紀伊勝浦駅 – 那智山
フリー区間大門坂 – 熊野古道 – 那智の滝前 – 那智山
(上記の区間内は、乗り降り自由です)
発売場所紀伊勝浦駅前 きっぷ売り場

発売場所となる紀伊勝浦駅 きっぷ売り場は、駅東側のロータリーをはさんで紀伊勝浦駅の反対側にあります。

復路で紀伊勝浦駅まで戻らず、那智駅で下車し新宮方面へ移動する場合でも、往復割引乗車券を利用した方が、若干お得なようです。

熊野大社の参拝

那智の滝

那智の滝前バス停で下車すると、那智の滝の入り口はもう目の前です。

鳥居を過ぎると石段が続きますが、当日は生憎の雨模様。参道の石段は濡れていて滑りやす状態になっていました。

そんな中、歩くこと5分程度で熊野那智大社別宮飛瀧神社へ到着。雨のためか水量は多めだったようです。

那智の滝から熊野大社

那智の滝を参拝後、熊野大社の礼殿へ向かいました。

那智の滝から、礼殿へ向かうには複数のルートがありましたが、今回は舗装のされていな熊野古道の雰囲気を残したルートを進みました。このルートも石段になっていて、那智の滝の参道よりもさらに急斜面で、杖なしで登るのは大変でした。

那智の滝からは、舗装路を通って礼殿方面へ抜ける道もあるので、石段を上る自信がない人はバスと同じルートで那智山バス停付近まで進むことをおススメします。

そんな険しい石段を息を切らして登ること20分程度。無事礼殿へ到着。

中央の多いな社殿が礼殿で、左側の社が八咫烏を祀っている御縣彦社だそうです。

その後は、那智山観光センターまで参道を下り、少し遅めの昼食として熊野牛カレーを頂きました。行きの南紀の車内で軽く食べていましたが、さすがに階段の上り下りで空腹がピークに達していました。

熊野牛は非常に柔らかく、非常においしいカレーでした。

その後は、30分程度歩いて下り、大門坂バス停から紀伊勝浦駅へ戻りました。帰りの特急 南紀8号に乗車後はすぐに寝てしまいました。

今回は、名古屋から熊野まで日帰り旅行をしました。熊野大社だけであれば、十分に参拝できると思いますが、熊野周辺も散策するのであれば1泊2日の旅程がいいと思います。

熊野大社参拝祭っている

最後に、熊野大社を参拝する際の注意点をまとめておきますので、参拝される際は参考にしてみて下さい。

1. 歩き易い靴、滑り難い靴で参拝する

熊野大社の中には、石段になっている場所も多くあります。さぼてんが訪問した日は、あいにくの雨模様であり石段はとても滑りやすい状態になっていました。晴れた日でも歩きにくい場所が多いので、履きなれた靴で参拝されることをおススメします。

2. 飲みもはを持参する

これは、歩き易い靴にも通じる点ですが、熊野那智大社がある那智山は想像以上に急な斜面・急階段です。また、麓の大門坂から参拝する場合には、長い距離を歩くことになります。そのため、事前に飲み物の用意をされることをお勧めします。ただし、ごみは持ち帰るようにしましょう。

3. 現金や小銭を持っていく

今回利用したバスは交通系IC非対応です。今回は、事前に往復割引乗車券していましたが、購入できないような場合には、現金は必須です。また、参道周辺でもカードが使えないところは多いので、現金を用意していかれることをおススメします。

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